アマダ微細溶接事業
レーザ溶接機
ファイバーレーザ溶接機
NEW
2000W(マルチモード) MF-C2000A-M/MC
特長
MF-C2000A-M/MC共通
- ■ 特長① アクティブヒートコントロール
-
“加工端の発熱量”を基準に、レーザ出力を自動で制御する新機能です。専用光学系を使って発熱量をレーザ溶接機本体へフィードバックし、予め設定した発熱量となるようレーザ出力を制御します。
溶接機内部の出力を基準とした従来機能※とは異なり、加工端を基準にすることで、ワークの発熱状態に応じた出力制御が可能です。溶接の他、焼き入れ等、熱量のコントロールが重要な加工に適しています。専用出射ユニット(オプション)、及びML-6810Cオプション仕様の選択が必要となります。アクティブヒートコントロールのメリット焦点位置のZ軸変動に対しても、溶け込み深さを安定化させます
- ■ 特長② 高出力化とコンパクト化を実現
- 従来の1000W機と同寸法で出力を2倍にアップさせました。このコンパクト設計により筐体のダウンサイジングを実現し、設置スペースを増やすことなく工場レイアウトの改善に貢献します。
- ■ 特長③ 加工アプリケーションと用途
-
SUSに代表される鉄系合金のシーム/スポット溶接のみならず、銅やアルミのような高反射材料を多く用いる製品にもお勧めです。自動車部品や機械部品の分野では、アクティブヒートコントロールにより安定した焼き入れや焼き鈍しを実現します。
他にも、スマートフォンに内蔵される電子部品、或いは自動車に搭載される電装品/センサー/エンジン部品などで幅広くお使い頂けます。加工アプリケーション例
- ■ 特長④ 耐反射光特性
-
反射光による停止頻度を抑制し、アルミや銅などの高反射材料の加工に適しています。※1
安全対策として反射光検知センサーを内蔵し、発振器損傷を防止します。※2※1 当社調べ。同等集光径における比較で、反射光により停止しにくいことを示します。
※2 事前検証が必須です。反射光比較
上:他社、反射光で停止
下:当社、反射光でも停止せず - ■ 特長⑤ 優れたユーザインターフェース
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タッチパネル式の大型液晶カラーディスプレイを採用。条件入力が簡単で、表示言語も和英で切り替え可能です。
延長ケーブルにより離れた場所から操作が可能です。操作画面
- ■ 特長⑥ 専用チラー
- 性能を最大限発揮するため、チラーとのペアリングが必要です。配管付きの当社製専用チラーをご用意しております。
MF-C2000A-MC
- ■ 特長⑦ 新型ガルバノスキャナーの一体制御を実現
-
MF-C2000A-MCは、新型ガルバノスキャナーの一体制御を可能としました。別置きの専用コントローラーが不要というシンプルな装置構成で、操作や維持管理の負荷だけでなく、複雑な配線による不具合発生のリスクを低減します。
また、溶接強度を高めるためにガルバノスキャナーのワブリング機能でレーザ光を走査し、溶接ビードの面積を増やすことが可能です。専用ガルバノスキャナー
CL-H201A
※高精度オプションも用意が御座います。詳細は当社までお問い合わせ下さい。 - ■ 特長⑧ AutoPositionAlignment
- 専用ガルバノスキャナーCL-H201Aは、専用ソフト「SW-Draw3」で操作します。このSW-Draw3は、画像位置補正AutoPositionAlignment機能を備えています。登録した下絵を基準に、スキャナー時にパターンの位置ズレを検出し、レイアウトの補正量を計算、自動で補正する位置補正機能です。ワークの配置が容易になり、作業性が向上します。
また、スキャンエリア全体を指定した分割数(水平・垂直方向)で撮影して合成し、1枚の絵として保存することで、撮影した画像を下絵として使用するGridwork機能も備えています。従来必要であった画像の登録や作図工程が不要になります。
動画
積層コア(ケイ素鋼鈑)のシーム溶接
レーザ溶接システム例
加工サンプル
シーム溶接サンプル シーム溶接サンプル
主な仕様
型式 | MF-C2000A-M/MC | |
最大/最小設定出力 | 2000W/200W | |
モード | マルチモード | |
波形制御機能 | REPEAT | 標準:0.1~500.0ms(0.1msステップ) 設定切り替えにより:0.05~500.00ms(0.01msステップ) |
CW | 標準:0.1~1000.0s(0.1sステップ) 設定切り替えにより:0.001~10.000s(0.001sステップ)、 | |
0.01~100.00s(0.01sステップ)、1~10000s(1sステップ) | ||
パルス繰り返し数 | 1~1000pps | |
変調機能 | 1~5000Hz(正弦波、三角波、矩形波) | |
出力安定度 | ±2%(周囲温度変化:5~40℃の範囲内で±5℃以内9、冷却水温:21~25℃の範囲内で±1℃以内、 | |
冷却水流量:18~20ℓ/min、レーザ照射時間:8時間以内) | ||
条件設定数 | 256 | |
供給電源 | 3相AC200~240V(±10%)、50/60Hz、40A | |
消費電力 | 最大6.9kW/待機時1.0kW | |
冷却方式 | 水冷 | |
周囲温度/湿度 | 5~40℃/20~85%RH(結露なきこと) | |
外形寸法 | 556(W)×1073(D)×1153(H)mm | |
質量 | 250kg | |
専用チラー仕様 | 入力電圧:単相200~230V、±10%、周波数:50/60Hz、ブレーカー容量:20A | |
外形寸法:約377mm(W)×900mm(D)×976mm(H) | ||
※当社製レーザ溶接機とのペアリングが必要です。 |
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