サーボモーター式溶接ヘッド MH-108B/MH-109B/MH-110B
特長
- ■ 特長① 着脱可能な加圧追従機構部
-
加圧追従機構部が着脱式なので、溶接形態に合った加圧追従機構部を選べます。
※MH-108Bの加圧追従機構部はVPW-Sのみ対応機器です。 - ■ 特長② ワークに合わせてカスタマイズ
-
加圧追従機構部は、ワークに応じて適切な電極径と、偏芯型から直上型までの電極ホルダーを選択できます。
- ■ 特長③ 安定した溶接品質
-
サーボモーター駆動により熟練を要する足踏み方式の溶接とは違い、作業者に関係なく安定した溶接品質が得られます。
- ■ 特長④ 常に安定した加圧力が得られます
-
スプリング加圧とサーボモーター制御により、繰り返し加圧を行っても常に安定した加圧力で溶接できます。
また加圧力は電極の長さに関係なく安定するので、電極を交換する際に電極出ししろを細かく調整する必要がありません。 - ■ 特長⑤ ソフトタッチ加圧
-
電極は設定した速度で始点から中点まで一気に移動した後、ワークにゆっくりと接触し、 衝撃を抑えた電極の動きは溶接材の変形を低減させ、電極寿命を延ばすことができます。
- ■ 特長⑥ 設定操作が簡単!
-
動作条件の設定は、専用コントロールユニットのエンコーダーを「回す」「押す」だけの簡単操作です。
- ■ 特長⑦ ムダのない電極の動き
-
連続して溶接する場合、電極は始点まで戻らず、中点と溶接点の間だけを移動するので溶接時間が短縮できます。
- ■ 特長⑧ 設定が簡単なモーター駆動
-
モーター駆動なので、エア用の配管が不要です。そのため設置、移設が簡単で自在な工場レイアウトを実現します。
- ■ 特長⑨ ちりが発生しにくい
-
内蔵の加圧スプリングにより、溶接中のワークの膨張や収縮に素早く追従するので、ちりの発生を抑制します。
動画
抵抗溶接システム例
SUS板のダイレクト溶接
主な仕様
機種名 | MH-108B | MH-109B | MH-110B |
ヘッドの形態 | ダイレクト溶接ヘッド | ダイレクト溶接ヘッド/シリーズ溶接ヘッド | ダイレクト溶接ヘッド/シリーズ溶接ヘッド |
電極駆動方式 | サーボモーター | ||
取付可能加圧追従機構部 | VPW-S | VPW-S/VBW-S/VTW-S | VPW-S/VBW-S/VTW-S/VPW-M/VTW-M |
電極最大加圧力(駆動部推力) ※1 | VPWシリーズ 7kgf(70N) | VPWシリーズ 7kgf(70N) VBW、VTWシリーズ→片側3.5kgf(35N) |
VPWシリーズ 50kgf(500N) VBW、VTWシリーズ→片側25kgf(250N) |
加圧方式 | バネ加圧方式 | ||
上部電極ホルダー※2 | 水冷プリセット型 | 平行移動型 | 標準偏芯型 |
下部電極ホルダー※3 | MH-108A用下電極ホルダー | XY-30下電極ホルダー Φ3,Φ5,Φ8 |
XY-60下電極ホルダー Φ8,Φ12 |
電極径 ※4 | Φ3 | Φ3 | Φ5 |
ストローク ※5 | 50mm(最小分解能0.1mm) | ||
条件選択数 | 31条件(外部切り替え可) | ||
電極の移動速度 | 始点 ←→中点間、溶接点→中点:8段階(条件ごとに設定可) | ||
中点→溶接点:4段階(条件ごとに設定可) | |||
保持時間の設定 | 7段階 | ||
通信 | RS-232C/RS-485(選択できます) 9600bps(転送速度) | ||
電源電圧 | AC100~240V ±10% 50/60Hz | ||
外観寸法(mm) | ヘッド部 140(W)×270(D)×302.5(H) ヘッドコントローラー部 70(W)×245.5(D)×185(H) 加圧追従機構部 VPW-S 30(W)×45(D)×168(H) |
ヘッド部 162(W)×406(D)×466.5(H) ヘッドコントローラー部 70(W)×245.5(D)×185(H) 加圧追従機構部 VBW-S 60(W)×45(D)×168(H) VTW-S 60(W)×45(D)×168(H) |
ヘッド部 160(W)×290(D)×468.5(H) ヘッドコントローラー部 70(W)×245.5(D)×185(H) 加圧追従機構部 VPW-M 40(W)×70(D)×213(H) VTW-M 40(W)×70(D)×213(H) |
※1 モーター駆動部の推力(加圧力)です。選択した追従機構部により最大加圧力は異なります。
注意)モーター駆動部の推力以上の加圧バネを選択しても推力以上の加圧力は得られません。
※2 一例です。選択した追従機構部の仕様に合わせた上部電極ホルダーが選択できます。
※3 MH-109B、MH-110Bは、選択した追従機構部がVPWシリーズの場合に限り、下部電極ホルダーが選択できます。
※4 一例です。選択した追従機構部の仕様に合わせた電極の選択が可能です。
※5 モーター駆動部の最大ストロークです。選択した追従機構部によりストロークは異なります。
関連アイテム
ラボルーム/テクニカルセンター
“プレサービス” という名の課題解決
当社では、ご契約前にお客様のサンプルで事前検証を行い “課題解決を図る”、プレサービスをご提供しております。
野田テクニカルセンター(野田事業所内)と関西テクニカルセンター(大阪)の他、4営業所にアプリケーション・ラボを開設し、お客様のご来社を心からお待ちしております。
お問い合わせ窓口
アマダ微細溶接事業の製品・製品の修理/復旧、および企業活動についてのお問い合わせ窓口をご案内しております。
お問い合わせ窓口